都道府県別鉄道通勤・通学率

国勢調査から鉄道通勤・通学率ランキング。ここでは15歳以上の通勤・通学者に占める鉄道通勤・通学者の割合を比較している。また、バスと鉄道、自家用車と鉄道など、鉄道を含む複数の手段で通勤・通学している者も含んでいる。

なお、交通手段の調査は10年に一回であり、次の調査は2020年に行われる。

全国で鉄道通勤・通学する15歳以上の人は1433万1039人で、全通勤・通学者5842万3465に占める割合は24.53%。これは自家用車通勤・通学率の46.27%の約半分であり、全国的に見ると鉄道通勤・通学者は自動車通勤・通学者の約半分と言える。

交通手段別の通勤・通学率は以下の通り
46.27%　自家用車
27.48%　公共交通機関
24.53%　鉄道
18.09%　徒歩・自転車
7.24%　バス
(※公共交通機関と鉄道、バスは重複する。その他の注意点は各記事参照)

鉄道通勤・通学率が最も高いのは東京都で56.48%。これに神奈川県、千葉県、埼玉県と続いており、首都圏で鉄道通勤・通学率が高い。

一方、最も低いのは沖縄県で1.28%。沖縄県には鉄道がモノレールしかなく、率が低いのも当たり前だろう。この他は宮崎県、島根県、青森県など地方が下位に多い。

分布地図を見ると首都圏と関西で鉄道通勤・通学率が高い。

相関ランキングでは通勤時間と正の相関が高く、ほぼ正比例となっており、鉄道通勤・通学率が高いところは通勤時間が長い。都市部の遠距離通勤・通学者に鉄道利用者が多いためと思われる。

この他、家賃や人口との正の相関も高く、家賃が高く人口が多い都市部に鉄道通勤・通学者が多い。

また、自家用車通勤・通学率とは負の相関が高く、反比例となっている。